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2003.06.30


今年もいよいよ夏の到来です。
この夏で、アメリカ・ツーリングから早10年が経ちます。
10年経ってあの時のことを振り返ると、
意外に多くのことを、今も良く覚えていたりします。
モーテルや街の匂い。ハイウエイ沿いの景色。豪雨。人。トラブル。
今は壁に貼られている、当時使っていた地図に引かれたマジックの跡を見ても、
その場所場所、時間時間の記憶は実に鮮明です。

このページを開いてから自分自身いろいろと勉強しました。
そして、世界中が舞台の、実に逞しい多くのライダーの存在を知りました。
いったい彼らはどうやって生計を立てているのか?などと考えたりもします。
正直、かなり羨ましがっているんですけどね。

アメリカ・ツーリングを目指す、何人かの人たちとも出会いました。
当時の出発前の僕と同様に、一様にみな不安を抱えていました。
僕自信もメカに強いわけではなく、
語学力と言えば恥ずかしながら「This is a Pen.」レベルでした。
今でもそれに成長は見られませんが・・・。
「途中でバイクが壊れたらどうしよう?」
「何かのトラブルに巻き込まれたらどうしよう?」
いろいろな不安を抱えて日本を発ちました。

しかし、それ以上に期待が強かったと思います。
予定のちょうど半分くらいで、
警察にバイクを没収されるというアクシデントがありました。
あの時は本当に頭を抱えて悩んだものですが、
今では旅のスパイスの一つ程度の出来事に過ぎません。
すべて予定通りの海外ツーリングなんて言うものは、
まったく面白みに欠けるでしょう。
もちろんトラブルの真っ最中は文字通り必死ですが、
後になって思えば大したことではありません。

年月は容赦なく過ぎ、残念ながら僕もいい歳となってしまいました。
でも、あの大陸を自由気ままに走れる日が再び訪れる事を
今も夢見ています。